9月7日(土)午後2時より、2013年度第2回(通算25回)の市民公開講座が開催されました。
テーマは、「“気になる子ども”も一緒に育つ ~発達障害を持つ子どもの保育・教育~」。
講師は、本学の野村朋准教授です。参加者は、68人。今、注目の話題だけに、保育所、幼稚園、小学校関係者をはじめ、多くの市民のみなさまが参加されました。また、本学卒業生も、現場の悩みを抱えながら、なんとか子どもたちに適切にかかわりたいと話を聞きに来ました。
発達障害を持つ子どもの多くは、本人の性格や親の育て方の問題、保育者・教師の力量不足ととらえられ、こじれてしまうことも少なくありません。
また、虐待やネグレクト(育児放棄)など不適切な養育を受けた子どもの行動特徴と共通する部分もあり、確定診断は容易ではありません。そうしたなかで、子どもたちと保育者・親・まわりの子どもたち・大人たち・社会が決して否定せず、理解しながら、その子の発達に応じたかかわりを持つことが求められています。
今回の講座では、「発達障害」とひとくくりにされる子どもたちの事例をひとつひとつ丁寧に説明しながら、知的能力の発達と自閉的傾向との関係などを説明。質問も多数出されました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。